膝の痛みをなおすには

ひざにトラブルを抱える人は、姿勢不良、筋力低下、肥満、老化のうちのどれかに該当している場合が多いです。

外反母趾、捻挫の後遺症などの足部の障害や、O脚や猫背などにより歩く姿勢が悪くなると、ひざに負担がかかりやすくなります。加重や摩擦が多い部分の関節軟骨がしだいにすり減ってしまいます。

筋力の低下も、ひざに負担をかける要因のひとつです。

肥満による体重の増加はひざへの負担を大きくします。

また、老化で骨が弱くなり(骨粗鬆症)、体重を支えることができなくなれば、それもまたひざが痛む要因になります。

 

ひざ痛になったときの対処法

自分でできること
もも周辺の筋肉(大腿四頭筋)の強化が、ひざ痛(変形性膝関節症)にはたいへん効果があります。
大腿四頭筋は、ひざのお皿の骨(膝蓋骨)を通して、ひざ下までつながっていて、ひざ関節を支えています。この筋力を強化すると、膝関節を安定して、痛みが起きにくくなります。大腿四頭筋の強化は、変形性股関節症による股関節痛(股関節の前面と外側の痛み)にも効果があります。
肥満の人は減量すると症状の改善が期待できます。
ひざへの負担を軽くするために、毎日の食生活をコントロールすることも大切です。体重が増えてしまうと、ひざへの負担もそれにともなって大きくなります。摂取するカロリーを減らしながら、バランス良く食事することを心がけましょう。

整体では
あくまで当院の場合ですが、膝関節だけでなく全身を調整します。
整形外科の検査では膝関節に故障が見られない場合でも、調べれば、ほとんどケースでひざの痛みの原因となりうる歪みが見つかるのがふつうです。ケガと炎症による痛みを除いて、歪みを直せばほとんどの膝痛は改善します。
痛みがなくなれば、自分で筋トレをして予防することができるようになります。
体が歪んだまま筋肉を強化すると、体のゆがみを固定化することにつながりかねません。自分でする筋トレと併せて整体を受けることをおすすめします。

膝の関節に炎症があり、場合によっては水が溜まっているようなケースでも、整体でゆがみを矯正して全身のバランスが回復すると、患部に集中していた無理な力が分散されるようになります。炎症の具合にもよりますが、患部の痛みが緩和され、歩いたり立ったりする動作がしやすくなります。