腰痛のほとんどが筋肉・筋膜の障害 (腰部筋筋膜症) によるものです。その他、ぎっくり腰(腰椎捻挫)、変形性脊椎症、椎間板ヘルニア、脊椎分離症・すべり症、骨粗鬆症、脊柱管狭窄症などでおこります。
一般に腰痛のある方は姿勢の悪い人が多いです。
猫背や、反り腰、おなかを前に突き出すなどの姿勢は、腰に負担が大きくかかるため腰痛の原因となります。
腰痛になったときの対処法
まずは安静に
あわてずにいちばん楽な姿勢をとりましょう。一般的には軽く腰を曲げた状態で、横向きになって休むのが良いとされています。
それでも痛みが続く場合は、病院で検査を受けることをおすすめします。腰痛を引き起こす原因はさまざまです。内臓の病気が原因で起きることもありますので、自己判断による勝手な診断は危険です。整体にかかる場合でも病院の画像診断があれば施術はより確かなものになります。
腰痛、冷やすのがいいのか?温めるのがいいのか?
個人差がありますので一概には言えませんが、一般的には次のとおりです。
●急性の腰痛
ぎっくり腰など、重いものを持ち上げたりねじってしまった場合など、急性の腰痛に対しては患部を冷やすほうが効果的です。
●慢性の腰痛
腰痛が慢性的に続いている場合は、温めるほうが効果的です。腰だけでなく脚足の保温にも注意すると効果が出やすいようです。
マッサージや指圧は有効か?
一般的にマッサージによって筋肉をほぐし、血行をよくすることにより、腰痛にとても効果的な場合もあります。ただし、マッサージや指圧によって悪化するケースもありますので注意が必要です。次のようなケースでは症状が悪化する可能性が高いと考えられます。
- 1.外傷性のもの
- 2.打撲によるもの
- 3.患部が熱を持っている場合
- 4.患部が腫れている場合
当院では、1.~4.のケースでは、患部に直接触れる施術はしませんので、ケガや炎症を悪化させるおそれはなく、安心です。